まるで履き慣れたスニーカーのように気を張らず乗り回せる「ゲタ車」。ここでは、総額50万円以下で買える中古車をゲタ車と定義し、新車市場では希少となったステーションワゴンの中から、伊達軍曹どのにオススメを選んでいただいた!!
※本稿は2025年3月のものです
文：伊達軍曹／写真：スバル、マツダ、トヨタ、ベストカー編集部、AdobeStock ほか
初出：『ベストカー』2025年4月10日号
人気薄な分野だからこそいいモノを安く買える！
昔は一世を風靡した「ステーションワゴン」というジャンルも今や完全に下火となり、新車で買える主なモデルは、スバルのレヴォーグとトヨタのカローラツーリングくらいになった。
その問題について「嗚呼……」と悲観しているステーションワゴンファンも多いだろう。しかし物事は考えようというか、とらえ方次第である。
新車マーケットにおけるステーションワゴン人気が下火となったおかげで、中古車市場では「まあまあ悪くないコンディションのステーションワゴン」が、けっこうな安値で売られる結果となった。
そこに着目するのであれば、ステーションワゴン人気の下降も「むしろありがたい」と言うことができる。
そして事実、総額50万円以下というゲタ車的なプライスでも――もちろん極上モノの大人気車種とは言い難いが、「まずまず悪くないステーションワゴン」であれば、ごく普通に狙うことができるのだ。
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ビジュアルはさておき実力はピカイチ：スバル レガシィツーリングワゴン（最終型）
「ツーリングワゴン」としては最後の世代。北米市場を強く意識した結果、大型化した車体とビジュアル面には賛否両論が噴出するモデルとなったが、そのぶんだけ中古車相場は安く、総額50万円で走行7万km台の物件が狙える。
・注目相場：35万～50万円
・履き心地：★★★★☆
・耐久性：★★★☆☆
・修繕容易性：★★★☆☆
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いちおう7人で履ける（乗れる）ゲタ：スバル エクシーガ
ステーションワゴンとミニバンの中間的な3列シート車。ビジュアルは微妙だが、走りのよさはクラス随一。総額50万円で走行5万km台の物件も検討可能。
・注目相場：35万～50万円
・履き心地：★★★★☆
・耐久性：★★★☆☆
・修繕容易性：★★☆☆☆
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総額40万円前後でコレなら充分では？：マツダ アテンザスポーツワゴン（最終型）
2代目アテンザのステーションワゴン版。4気筒エンジンは充分パワフルで、やや硬めとなる乗り味も、好きな人は好きなはず。総額40万円前後で「まあまあ」と言える状態の一台が見つかるだろう。
・注目相場：35万～50万円
・履き心地：★★★★☆
・耐久性：★★★☆☆
・修繕容易性：★★☆☆☆
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趣味性以外は不満なし！：トヨタ カローラフィールダー（先代）
現在も販売されている5ナンバーワゴンの先代モデル。いわゆる趣味性は全般的に薄いが、信頼性と充分な積載性能という「日々のゲタ」に求められる要素においては、何ら不足はない。
・注目相場：40万～50万円
・履き心地：★★★☆☆
・耐久性：★★★★☆
・修繕容易性：★★★★☆
コメント
コメントの使い方この二代目アテンザも次の６ワゴンも良い車。記事の足の硬さのほか大きいのと燃費悪いですが、それ以外は不満点少ない。それら特徴がアベンシスワゴンと似てます
今では非常にコンパクトとなるサイズで、スタイリッシュな外見を実現した140カローラフィールダーも、隠れた良車
珍しい跳上げ座席で見た目の割に荷室は縦横広く、1.8Lは音もいい。足は非常にストローク長く車高も高いので、見た目を活かすにはダウンサスを