2022年8月、レクサス ISに追加されたIS500 Fスポーツパフォーマンス。ヤマハ製の5L・V8を搭載したFスポーツはIS Fの再来かと言われたが、あくまで「Fスポーツパフォーマンス」。しかし深く知るにつれ……もうこれ「F」でいいじゃん!?
※本稿は2025年3月のものです
文:松田秀士/写真:レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
ほぼFだけど……Fじゃない!?
IS Fの日本国内販売が終了したのが2014年5月。IS500 Fスポーツパフォーマンスは2022年8月に追加。IS Fの再来と騒がれたが、ヤマハ製5L、V8を搭載した「Fスポーツ」なのだ。しかしエンジンはIS Fより進化し、481ps/54.6kgmにアップ。
IS Fは51.5kgm/5200rpmだったがIS500 Fでは54.6kgm/4800rpmと、より低い回転数で+3.1kgmを発生。
しかも馬力は423ps/6600rpm→481ps/7100rpmと、500rpmもブン回せるようになり、中速トルクを盛りながら、より回して馬力を絞り出している。これはエンジン内部の大幅な改良によるものだろう。
トルクの発生回転数だけ比較すれば実用にシフトしたように思えるが、トルク&パワーを上げてより高回転を楽しめるようにしている。+500rpmは音質もより美しい。なのにFではない。
可変ダンパーのAVSとリアにパフォーマンスダンパーを装備し、乗りやすく乗り心地もいい。
もうひとつ、フロントブレーキは大径の323mmだが、IS Fの6ポッドではなく4ポッドキャリパー。IS Fと違って間口を広くする意味合いが強い。
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