トランプ大統領の「日本でアメ車が全然走っていない」発言の影響もあって、今注目が集まっているアメ車。中古車に目を向けるとそこそこお手頃で、アメ車入門にも最適な1台がありましたよ!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】流麗なフォルムがメチャクチャ良い!! 4代目カマロをいろんな角度から!!(10枚)画像ギャラリー実は日本人デザイナーが手掛けた4代目カマロ
日本でアメ車が売れないのは非関税障壁が影響しているというトランプ大統領の発言が話題を集め、「アメ車が売れないのは他に理由があるからだろ!」と総ツッコミが入ったのも記憶に新しいところ。しかし本当に魅力的なアメ車が存在しないのかと言えば、決してそんなことはないハズ。
アメ車は大きくて高くて燃費が悪いというイメージが強いが、中古車に目を向ければそんな問題もクリアできるものもあるかもしれない。そこで今回は、安価で狙うことができて魅力的な4代目カマロをピックアップしてご紹介したい。
1967年に初代モデルが登場したという長い歴史を誇るカマロ。ある意味アメ車を象徴する1台として知られているが、今回紹介する1993年に登場した4代目モデルのデザインは、ケン奥山としても知られる奥山清行氏が手掛けたもの。
とはいえアメ車らしいグラマラスなボディラインは引き継がれており、特徴的なグリルレスのデザインや奥目のヘッドライトなどは先代から踏襲されたものとなっていた。
そんな4代目カマロは、日本にも正規導入がなされており、当初は3.4LのV6エンジンを搭載する「スポーツ」と、V8 5.7Lを搭載する「Z28」の2グレードでスタート。どちらも左ハンドルで4速ATとの組み合わせとなっていた。
そして登場からおよそ4カ月遅れでコンバーチブルも正規輸入がなされ、こちらも3.4Lと5.7Lを設定し、クーペモデルよりもおよそ90万円高の価格設定となっている。
部品も豊富!! アメ車ビギナーにはオススメだゾ!!
当初は331万円からという価格だった4代目カマロだが、当時の円高も影響して1995年10月に追加されたベースグレードは238万円と現在のコンパクトカー並みの価格となったことでも話題を集めたのだった。
この4代目カマロ、見た目こそまさにアメ車! といったものとなっていたが、走らせてみると意外にも安定志向な走り味で、落ち着いた走りを見せてくれるもの。エンジンはOHVとなるため、ブン回して速い類のものではなく、豊かなトルクでスルスルと加速させるキャラクターであったため、4速ATとのマッチングも上々だ。
さすがに燃費性能は推して知るべしの数値となってしまうが、アメ車らしさは味わえるものの、アメ車のネガな部分はあまり感じさせないモデルで、全幅も1890mmと1850mmのアルヴェルとそこまで大差ないサイズとなっている。
それでありながら、現在も100万円台から狙えることができるため、ネオクラシックアメ車の入門車としてはピッタリの1台で、アメ車専門店も意外と多く、部品供給もある程度安心できるので、興味のある人にはオススメしたいモデルと言えるのだ。
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