JMS2023でコンセプトモデルが世界初公開され、東京オートサロン2025ではカスタム仕様のプロトタイプが発表されていた新型ホンダ プレリュード。2025年秋のデビューを前に、ほぼ市販車という車両の内外装が初披露された!!
※本稿は2025年4月のものです
文:ベストカー編集部/写真:中里慎一郎、ホンダ
初出:『ベストカー』2025年5月10日号
インテリアは初披露!
2025年秋のデビューが予定されている新型プレリュード。これまでは東京オートサロンなどでプロトタイプが披露されていたが、2025年4月、ほぼ市販型となる車両の内外装が公開された。
新型プレリュードのデザインは大空を滑空する「グライダー」がモチーフ。東京オートサロンのカスタム仕様では20インチアルミホイールが装着されていたが、市販モデルでは19インチが標準装備となる。
そして今回の一番のポイントが、これまで明らかにされていなかったインテリアが初公開されたことだ。
インパネのデザインは、最新ホンダ車に共通する水平基調を採用しながら、スポーティさや上質さを表現。内装色は、インパネ、シート、センターコンソール、ドアライニングなどの一部にホワイトを使った2トーンカラーを採用。そのほかのカラー設定やシートなどの素材については、現時点では非公表とのことだ。
また、室内はパーソナライズされた空間を追求。ハイバックデザインのフロントシートは、運転席ではホールド性を高め、助手席ではリラックスできる座り心地としていて、それぞれ仕様が変えられている。リアシートも備えるが、プラス2といった広さだ。
快適な室内空間に加えて、ラゲッジも2人分の荷物には充分な広さで、開口部が広いハッチバックにより優れた利便性も実現。スペシャルティクーペらしい美しいスタイルと日常での使いやすさを両立したパッケージも特長となっている。
今回の内外装の公開でますます魅力的なクーペであることが判明した新型プレリュード。今後さらなる詳細情報の公表も予定しているというが、2025年秋の正式デビューが待ち遠しい!
意のままの走りを追求
技術面では、ホンダS+Shift(エスプラスシフト)を採用することを2024年12月に公表したが、今回は新たな技術発表はなし。
パワーユニットは2Lハイブリッドで、エンジン回転数をコントロールして実際にシフトアップ/シフトダウンしながら加減速しているようなドライブフィールを実現するホンダS+Shiftを搭載。
シビックタイプRのシャシーをベースに、2ドアクーペのグランドツアラーにふさわしい専用セッティングで開発が進められている。
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