富士スピードウェイで5月3日予選、4日決勝のスケジュールで開催されているSUPER GTのラウンド2。予選日のお昼時は恒例のピットウォークが行われたが、このタイミングでコースを走るマシンたちが!どうやら富士スピードウェイの新たな取り組み「オフィシャルカーサーキットクルーズ」のようだ。その詳細を現地で見てみた。
文/写真:西川 昇吾
【画像ギャラリー】これはウラヤマ! オフィシャルカーで富士スピードウェイを体験できちゃうの!? (11枚)画像ギャラリーオフィシャルカーサーキットクルーズとは?
「オフィシャルカーサーキットクルーズ」はサーキットで働くクルマであるオフィシャルカーの助手席に乗ることが出来るというコンテンツだ。富士スピードウェイのスタッフが運転をし、コースを1周してくれる。
富士スピードウェイのオフィシャルカーのラインアップがとても豪華だ。今回のサーキットクルーズで走行したのはGRスープラ、GT-R NISMO、GR86、ヒョンデアイオニック5Nの4台。抽選で選ばれた12組のお客さんが同乗走行を体験することが出来る。
予選日、決勝日それぞれで実施されるため、今回は計24組のお客さんがこのコンテンツを体験することとなった。
よりレースが楽しめる貴重な体験に
オフィシャルカーの同乗走行と聞くと、ゆっくりな走行かと思うかもしれないが、実際に体験したお客さんに話を聞いてみると「想像より速くてビックリした!」という声が勝ってきた。
もちろん、コーナーを攻めるような全開走行はしていないが、ストレートではその性能を活かす加速体験を味わえたそうだ。
そして、このコースやオフィシャルカーに関する説明が聞けるのもこのコンテンツならではの魅力。オフィシャルカーの役割やそれぞれの特性、それに加え富士スピードウェイのコースを良く知るスタッフに各コーナーの特徴などを聞くことが出来る。
オフィシャルカーサーキットクルーズに参加できたラッキーな人は、コースに詳しくなってレースを更に楽しむことが出来るのだ。
そのほか、実際に見ることでの発見もあったようだ。例えば富士スピードウェイのオフィシャルカーであるGRスープラとGT-R NISMOは左ハンドルなのだが、間近で見ることにより「左ハンドルなんだ!」と驚いていた声も聞こえた。
また、今まで外から見ていたコースを助手席で走ることによっての新たな発見があった人も多くいたようだ。それは、コースの起伏だ。登っていて次のコーナーが見えにくかったり、バンクが付いていたりと、ドライバーの目線やライン取りの意図への理解が深まる機会となったようだ。
次回の開催は決定していないそうだが、参加した人たちは笑顔で帰ってきており、好評な印象であった。SUPER GT富士スピードウェイの新しい名物になることに期待したい。
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