多くの人に、もっとクルマを楽しむ体験をしてほしいと考えるマツダ。そのマツダが進めるのが、「マツ耐」や「ロードスターパーティレース」などの参加型モータースポーツ。近年ではeスポーツからリアルレース参戦への道もあるのだ!!
※本稿は2025年4月のものです
文:大音安弘/写真:マツダ
初出:『ベストカー』2025年5月26日号
マツダが提案する参加型モータースポーツ
マツダの新たな公式モータースポーツチーム“マツダスピリットレーシング”。
スーパー耐久シリーズ「ST-Qクラス」での活躍は、モータースポーツの役目のひとつである「走る実験」だけでなく、ファンとともに、クルマを愉しむ体験のひとつに位置付けられている。
その活動を担うのが「倶楽部マツダスピリットレーシング」だ。
「共に挑む」をスローガンに、モータースポーツをより身近で気軽に楽しんでもらうことを目指す。その活動には、ワンメイクの「ロードスターパーティレース」や、ライセンス不要の耐久レース「マツ耐」などのレースが含まれるが、今では愛車を持ち、レースに参加できる人は限られる時代となった。
そこでモータースポーツの間口を広げるべく、2022年より「バーチャルからリアルへの道」と題した新たな試みをスタート。その入口としたのが「eスポーツ」だ。ゲームソフト「グランツーリスモ7」を用いた公式オンライン大会で、上位成績者のうち、運転免許保有者をサーキットでの1泊2日の走行訓練に招待。
さらにそこでドライバーを選抜し、車両や用具を含め、マツ耐への参戦の機会を提供している。その狙いは、スキルアップだけでなく、より多くの人にクルマやレースの魅力を知るきっかけになってほしいという願いも込められている。
マツ耐からのステップアップもあり、最終的にはスーパー耐久に参戦するチャンスも。次なるレーサーは、あなたかもしれない。
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