トヨタの人気SUV「ハリアー」が、いよいよ2027年にフルモデルチェンジの可能性が高まっています。注目されるのは、クーペスタイルを極めた車高の低いデザインや新開発1.5Lターボハイブリッドの採用。新型RAV4との比較から、新型ハリアーがどんな存在になるのかを徹底解説します。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
外観は大胆に進化!! SUVの枠を超える車高の低いスタイリング
2020年6月に現行型が登場してから約6年、ついに新型ハリアーの全貌が徐々に見えてきました。新型RAV4が2025年5月21日にワールドプレミアを果たしたことで、同じGA-Kプラットフォームを用いる次期ハリアーへの注目も一気に高まっています。
本来、2026年頃のフルモデルチェンジが予想されていたハリアー。しかし、トヨタが現在も直面する認証不正問題の影響により、新型車の開発・発売スケジュールが全体的に後ろ倒しに。たとえば、2023年度中の登場が見込まれていたクラウンエステートは2025年3月まで延期されました。
こうした状況を踏まえると、新型ハリアーのデビューは2027年が最も有力とみられています。これは信頼性と品質を重視するトヨタの姿勢の現れとも言えるでしょう。
新型ハリアー最大の進化は、やはりなんといってもそのデザイン。従来からクーペSUVとしての美しいプロポーションが評価されてきたハリアーですが、新型ではその路線をさらに先鋭化。
目指すのは「SUVの枠を超える低さ」。予想される車体サイズは以下の通り。
・全長:4750mm
・全幅:1860mm
・全高:1550mm
・ホイールベース:2770mm
ホイールベースは現行型(2690mm)から80mm延長され、後席の居住性や走行安定性が向上。前後のオーバーハングを切り詰め、全長は現行と同等に抑えつつも、よりダイナミックなフォルムが予想されます。
エンジンは新開発の1.5L直4ターボを初搭載へ
次期ハリアーのもう一つの注目点は、パワートレーンの大刷新です。搭載が予定されているのは「X15型」と呼ばれる新開発の1.5L直列4気筒ターボエンジン。これに電動ユニットを組み合わせたハイブリッドおよびPHEV(プラグインハイブリッド)が用意される見通しです。
X15型は電動アシスト前提の設計で、燃費と出力効率のバランスに優れるとされ、最高出力180ps前後と予想。燃費性能の向上はもちろん、静粛性やドライバビリティの改善も期待されます。
なお、同じGA-Kプラットフォームを採用する新型RAV4は2.5LハイブリッドやPHEV、BEVなどの多彩なパワートレーンが用意されていますが、新型ハリアーはより独自性のある構成となるでしょう。
新型RAV4との比較で見える“ハリアーの個性”
2025年に発表された新型RAV4と比較すると、ハリアーの立ち位置がより明確になります。
■新型RAV4/全長4620×全幅1880×全高1680mm、ホイールベース2690mm
■新型ハリアー/全長4750×全幅1860×全高1550mm、ホイールベース2770mm(予想)
全長はハリアーが長く、全高は大きく下回る。つまり、ハリアーはよりスタイリッシュで、都会的なSUVを目指した仕様。RAV4がアクティブなアウトドア志向であるのに対し、ハリアーは洗練された大人のためのプレミアムクーペSUVという立ち位置です。
編集部まとめ
クーペSUV市場は近年拡大しており、メルセデスGLCクーペやBMW X4など、プレミアムブランドも参入を続けています。トヨタがこの市場に本腰を入れてくるとなれば、国産SUVの勢力図も大きく塗り替わる可能性があります。
新型ハリアーのデビューは2027年と予想します。同じGA-Kプラットフォームを使うRAV4とは一線を画す、車高の低いデザイン性の高い、クーペSUVとして登場するでしょう。今から楽しみです。
コメント
コメントの使い方ブレーキランプの位置は上げてください…
ハッチバックの車高を高くしたSUVの車高を下げたクーペSUVという意味不明なジャンル
クラウンエステートじゃん
全高低くすると売れない
オデッセイが失敗している
ヘッドランプ「ハンマーヘッド」はクラウンシリーズ
新型プリウス新型RAV4で、お腹いっぱい
新型ハリアーは鷹の目をモチーフにした現行型を
継承してほしい