知ってた? 適用範囲が意外と広くない!? [自動車保険]の[弁護士特約]がかなり良い件!!!!!

知ってた? 適用範囲が意外と広くない!? [自動車保険]の[弁護士特約]がかなり良い件!!!!!

 自動車保険の弁護士特約は、意外に便利な機能が多くあります。一般的には、自動車事故後に発生する相手方との交渉や訴訟の際、弁護士費用を保険でカバーしてもらえるという補償ですが、意外なあんなことにも使えるのです。まだまだ知らないことの多い弁護士特約を、もっと深く知って、日常生活に役立ててみてはいかがでしょうか。

文:佐々木 亘/画像:Adobestock(トップ写真=ELUTAS@Adobestock)

弁護士を通さずに行う交渉は、心身ともに疲弊するとともに本来払わなくてよかったかもしれない支払いが生じてしまう可能性もある(New Africa@Adobestock)
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道路だけ? いやいや日常でも弁護士特約は強い味方になる

弁護士を通さずに行う交渉は、心身ともに疲弊するとともに本来払わなくてよかったかもしれない支払いが生じてしまう可能性もある(New Africa@Adobestock)
弁護士を通さずに行う交渉は、心身ともに疲弊するとともに本来払わなくてよかったかもしれない支払いが生じてしまう可能性もある(New Africa@Adobestock)

 自動車保険の特約として弁護士費用特約ができた背景には、自動車事故発生の際のトラブル増加があります。事故だけでも参るのに、被害者と加害者が直接交渉して事をおさめるのは精神的・時間的な負担が大きいです。

 こうしたときに頼りにしたいのが弁護士ですが、相談したくても費用面から躊躇する人が少なくありませんでした。弁護士特約の登場により、自動車保険による事故対応は、より実態に即したものへと進化したのです。

 そして弁護士特約は、自動車事故のみならず、日常生活で起こりえるいろいろな事象に対応できる特約なのです。これを使わないのは、損以外の何ものでもありません。

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こんなことにも使えるの?弁護士特約が活躍した実例はコレ

自動車が出てこない事案に関しても、弁護士特約が使える場合がある(NCST Studio@Adobestock)
自動車が出てこない事案に関しても、弁護士特約が使える場合がある(NCST Studio@Adobestock)

 それでは、実際に自動車保険契約者が弁護士費用特約を使った意外な案件を紹介します。

 まずは1つ目。契約者の子どもが歩行中、並列で運転してきた自転車の高校生と接触し、転倒して負傷しました。相手が高校生だったため保護者に連絡をしましたが、とりあってもらえずに保険会社へ相談が入ります。

 幸いにも、契約者は弁護士費用特約を付帯していたので、特約を使い加害者への損害賠償請求を依頼。自転車事故に詳しい弁護士が、トラブルの解決を行いました。

 自転車事故の増える昨今、自分の家族が歩行者側になって被害を受けることがあるかもしれません。そんな時にも、弁護士特約が役立ちます。

 また、こんな事案も。マンションのベランダから物が落下し、下に停めていた自転車へ当たって壊れました。同じマンションの住民間で被害者・加害者が生まれてしまい、自転車の弁償を巡って、近隣トラブルへ発展しそうになりました。

 ここで弁護士特約を使ったのは、自転車を壊された被害者側です。当事者間での直接交渉にならず、近隣トラブルは回避。無事に示談することができました。

 自動車が1ミリも出てこない案件でも、弁護士特約を使ってトラブル解決ができるケースがあります。トラブル発生時には、まず自動車保険の弁護士特約が使えないかと確認するのが、日常生活を平穏無事に過ごすための秘訣かもしれません。

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どこまで使える?知っておきたい弁護士特約の範囲と限界

範囲にも限界があるため、自分自身本当に必要なのかどうかを見極め判断してほしい(mapo@Adobestock)
範囲にも限界があるため、自分自身本当に必要なのかどうかを見極め判断してほしい(mapo@Adobestock)

 基本的に、弁護士費用特約は自動車事故に関連する法的トラブルで活用されます。例えば、事故後の示談交渉が難航したり、相手方が過失割合に納得しなかったりする場合に、弁護士を介して交渉を進めることが可能です。

 弁護士費用特約は「自動車」と「自動車+日常」から選択できます。損害保険会社によって表記に違いはありますが、契約内容の弁護士費用特約の後ろに自動車と記載があれば自動車事故に関連した法的トラブルのみの対応です。

 日常タイプの弁護士特約は、これに加えて、日常生活での法的トラブルにも対応可能になります。

 これには、隣人との騒音トラブルや契約上のトラブル、消費者トラブルなどが含まれ、日常のさまざまな場面で、弁護士に相談しやすくなるのが大きな魅力です。

 しかし、日常型の弁護士特約でも起こりうる全てのトラブルに弁護士特約が使えるわけではありません。利用ができないのは、まず自分に明らかな非があるケースです。例えば自分が過失割合100%の交通事故を起こした場合や、違法行為に関わる問題に関しては、特約の適用外となることが多くあります。

 また、単なる意見の食い違いや男女間のトラブル、セクハラ、金額が非常に小さい金銭トラブルなどでは、特約を利用できない事も。離婚問題や商売の売掛金回収相談などは、心身や財物に直接損害には該当しないため弁護士費用特約の対象外となりました。

 このように、弁護士費用特約は非常に役立つものですが、その範囲には限界もあります。自動車型と日常型でも補償範囲が違うため、自分にとってどちらが必要なのか考えて付帯すると、保険料の節約にもつながるでしょう。

 弁護士特約は、自動車保険の特約の中でも、抜群に使い勝手のいいものです。付帯されていない人は、今すぐ自動車保険の見直しをおすすめします。

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