SUVのクラウン登場!! ついに発売のクラウンエステート! どんなクルマになった?

SUVのクラウン登場!! ついに発売のクラウンエステート! どんなクルマになった?

 2025年3月、16代目トヨタ クラウンに用意された最後のバリエーションである「エステート」が登場した。ステーションワゴンにSUVの要素が大きくプラスされた新時代ワゴンのエステート、はたしでどんなクルマなのだろうか!?

※本稿は2025年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:奥隅圭之、トヨタ
初出:『ベストカー』2025年4月26日号

フロントマスクはハンマーヘッドデザインを踏襲。バンパー一体型のフロントグリルは、上から下にパターンが変化。伸びやかなルーフラインは大型ワゴン的な美しさを持つ
【画像ギャラリー】16代目クラウンファミリー最後のモデル!! 伸びやかさが魅力のワゴン+SUV・トヨタ クラウンエステート(21枚)画像ギャラリー

新生クラウンのトリを飾る「エステート」登場!

フロントマスクはハンマーヘッドデザインを踏襲。バンパー一体型のフロントグリルは、上から下にパターンが変化。伸びやかなルーフラインは大型ワゴン的な美しさを持つ
フロントマスクはハンマーヘッドデザインを踏襲。バンパー一体型のフロントグリルは、上から下にパターンが変化。伸びやかなルーフラインは大型ワゴン的な美しさを持つ

 クラウン群の最後のモデル、エステートが2025年3月13日に発売開始となり、クラウン16代目の大変革が完結。

 クラウンにエステートが設定されるのは11代目以来18年ぶりだが、新型は単なるワゴンではなくワゴンとSUVのクロスオーバーで、それぞれのいいとこ取り。2025年はクラウン誕生70周年なので注目度も高い。

 ボディサイズは全長4930×全幅1880×全高1625mm。全長はクロスオーバー、全幅はスポーツと同じで、全高はシリーズ中最も高い(クロスオーバー比:+85mm、スポーツ比:+55mm)。これが単なるワゴンではない由縁だ。

 エクステリアデザインは、エステートと謳うだけあって伸びやかなルーフラインが美しい。特徴はボディ同色のバンパー一体型のグリルの採用。上から下にメッシュパターンが変化する意匠で高質感と個性を主張。ただブツけたら高そう……。

 一方リアはドッシリ感がありSUVテイストが強い。左右をつないだリアコンビがボディサイドに回り込んでいるので、よりワイド感が強調される。

パワーユニットはHEVとPHEVを用意

リアはドッシリ感がありSUV的。左右をつないだリアコンビがボディサイドに回り込むのでワイド感が強調
リアはドッシリ感がありSUV的。左右をつないだリアコンビがボディサイドに回り込むのでワイド感が強調

 パワーユニットは、スポーツと同じ2.5L・HEVと2.5L・PHEVだがエステートのHEVは2.5L、直4エンジンが190ps/24.1kgmにスペックアップ(モータースペックは前後同じ)。これは、スポーツより80kg増となることの対応だと思われる。

 一方PHEVは、パワースペック、バッテリー容量(18.1kW)ともスポーツと同じで、EV走行距離はスポーツの90kmに対し89kmだがほぼ同等と言っていいだろう。

 駆動方式はHEV、PHEVとも4WDで、6速CVTが組み合わされる。

 クラウンシリーズといえば、後輪を操舵するDRS。エステートでは軽快さと重厚感という相反する要素両立のために、DRSに専用セッティングを施している。

 インテリアはクラウンシリーズ共通のデザイン性、視認性、操作性に優れる『アイランドアーキテクチャー』を採用。エステート専用にビンテージ調の『雲柄』をトリム部分にあしらい、アクセントを効かせている。

 インテリアカラーはブラック、サドルタンに加え、PHEV専用色としてクラウンシリーズ初採用となるグレイッシュブルーを設定する。どれも高級感満点だ。

広々と使えるこだわりのラゲッジルーム

より快適性、機能性を追求するならオプションの王冠入りデッキテーブル(税込1万8700円)とデッキチェア(税込3万1900円)がオススメ
より快適性、機能性を追求するならオプションの王冠入りデッキテーブル(税込1万8700円)とデッキチェア(税込3万1900円)がオススメ

 エステートの真骨頂がこだわりのラゲッジ。通常で570L、後席収納で1470Lと余裕。秘密兵器は後席収納時に長さ2mの完全フルフラットスペースを生み出すラゲッジルーム拡張ボードをトヨタ車で初採用。これなら車中泊も楽勝だ。

 しかもクラウンらしさを徹底し、床面には肌触りのいい上質な素材を採用する心配りがうれしい。クラウン群の本命はエステート! と感じるほど内外装にこだわっている。

 スポーツ同様に2グレード構成で、HEVのZが635万円、PHEVのRSが810万円。ベストカーの予想よりもチト高いが、クラウンの上質、洗練、余裕に機能性を加えた『四位一体』により満足度は高いはずだ。

次ページは : 国沢光宏の「エステート ショートインプレ」

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