海外では「インフィニティEX」として販売されていた日産 スカイラインクロスオーバー。スカイラインシリーズでもっともラグジュアリーな存在という位置付けだったが、現在の中古相場はどうなっているだろうか?
※本稿は2025年3月のものです
文:伊達軍曹/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月10日号
※本記事内の中古相場や流通量は2025年2月下旬の伊達軍曹氏調べによるもの
整備記録と試乗でコンディションを確認したい
北米と欧州で「インフィニティEX」として販売されていたモデルの日本版。当時のスカイラインシリーズのなかで最もラグジュアリーな存在という位置づけだった。
コンセプトは「クーペとSUVのクロスオーバー」で、パワートレーンは最高出力330psの3.7L・V6+7速AT。駆動方式はFRのほか、「アテーサE-TS」採用の4WDも用意された。
●中古車購入ポイントは?
流通量は「少ないが、買えないわけではない」といった水準。総額50万~60万円ほどでも探せないことはないが、その価格帯の物件はコンディション的にやや微妙な部分も。
3.7L・V6エンジンの真髄を味わいたい場合は「総額80万円前後以上」をひとつの目安にしたい。燃費がいいとはお世辞にもいえないSUVであるため、エンジンの調子が今ひとつの中古車は、実燃費の面からもお薦めできない。
多少高めであってとしても、整備履歴が良好な個体を試乗したうえで選びたい。
●日産 スカイラインクロスオーバー(2009年登場)
・中古相場:約40万〜200万円
・新車時価格:420.0万~546.5万円
・年式:2009~2016年
・入手しやすさ:★★☆☆☆
・中古車オススメ度:★★★☆☆
コメント
コメントの使い方恐らくこの極端な安さは、13年ルールのうえ4Lクラスの高い税金なので、維持費かかる年式だからなのでは。
スタイリングが素晴らしい車で、それを得るだけなら安いモデルでもいいですが、
日産がインフィニティでありスカイラインでもあるとして、本気で開発費掛けた肝入りモデルなので、
最上級グレードを選んで、その内装や専用足回りを体験するのが一番この車を味わい尽くせると思います