やったぞ!! モントレーラリーで新井大輝選手が2025年シーズン2勝目を挙げた。急遽参戦が決まり、ドタバタ続きだった2025年シーズン。4戦目にして2勝目を飾るなんて、誰が想像していたことでしょう!! おめでとうございます!!!!!
文・写真:新井大輝
【画像ギャラリー】新井大輝選手とショコダ丸の相性が抜群すぎる!! 熱戦を終えたマシンもドライバーの表情も素敵すぎるから見て!!(5枚)画像ギャラリー自らのテクニックとペースノートを信じて
0.8秒差の2位でスタートした最終日。泣いても笑ってもココで勝負するしかなかったので朝から全開で行きました。
久しぶりの全開アタックなので、前日の夜から何度も何度もコドライバーの立久井と合わせ込んだペースノートを信じての正真正銘のギリギリアタックになりました。こういう時はペース配分の選択肢が無いので精神的には楽だったりします(笑)。
4kmと7kmのステージ2本を2ループする4SS。小さなミスが結果を大きく左右します。なのでスタートでも0.01秒も無駄に出来ないほど神経を研ぎ澄ましてクラッチミートをしながら戦いました。
4kmの短いステージは山側から何カ所か湧水が流れており、合計すると1kmはウェットが混ざっています。それに加えてハイスピードで道幅が狭く、路面の凹凸も多いので勝負するのであればこのステージだ、と前日からヤマを張っていました。
昔から一夜漬けで期末テストの出題範囲をヤマカンで張るのは得意だったりします。
高速バトルはやっぱり楽しい!!
さて0.8秒差で首位奪還を狙う一本目のSS。なんとか4kmのステージで2.3秒差のベストでなんとか総合首位に、しかしそれでも1.5秒しかヘイキさんに差はつけられてないので油断は出来ません。
続いて7kmのステージは綺麗な路面で割と単調な林道なので、そこまで差がつけられないと予測していましたが、蓋をあけてみたら2連続のステージベストで3秒に差が開きました。
お互いにコンマ差の戦いをしているドライバー同士だと残りの距離を考えるとここで勝負が決まったと思いました。残り11kmSSが残っていましたが、お互いのレベルを知っているからこそ3秒というタイム差が確信に変わります。
最終セクションに入りましたが、3秒あれば俺も守りきれると思っていたので残りの2SSはミスなく走り切り最終的にそのまま3秒差で地元群馬での全日本ラリー選手権を逆転総合優勝でフィニッシュ。
久しぶりに胃がキリキリするほど楽しいコンマ差のバトルになりましたが、勝てて本当に良かったです。それだけヘイキさんは速くて手強い相手でした。またこんなバトルが出来たら良いですね! 見てる方も楽しんでいただけたと思います。
次はグラベル2連戦です。しっかりチームと準備していきたいと思います! 引き続きシュコダ丸が壊れないように皆様の想いを届けて下さい(笑)。
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